1/10(Tue) 遊歩道
昨年末から僕の所属しているCity CouncilのEngineering Sectionは仕事で溢れかえっている。これは全て3月に市長選があるためで、選挙で票を稼ぐために市長がやたらと業務の発注をしているのである。このため日替わりで仕事が飛び込んできて、毎日てんてこ舞いである。
朝、「今日はベルモパン大学と記念館を結ぶ遊歩道の設計をして欲しい」と言われ、有無を言わさずに現場へ。行ってみると、大学裏の雑草が生い茂るだだっ広い原っぱで、数名のWorkerたちが草を刈っている。で、「じゃあ、遊歩道の線形を決めて杭を打っていこう」とのこと。???である。図面もない、設計もしていないのにどうやって決めろと言うのだろう。「周辺の状況も踏まえた上で総合的な計画を立て、設置位置を決めるべきだ」と訴えたものの、明日から工事を始めるからと言うことで、納得いかないながらも全長約200mの遊歩道の中心線を、巻き尺、杭、ハンマーを持ってだいたいの目分量で決めていった。ちなみに夕方には早速業者が入って施工を始めていた。
この仕事、先週日曜に元首相が来て「遊歩道を整備しよう」と一言言ったため始まったらしい。計画も何もありゃしない。これに限らず、政治的な要因で多くのことが場当たり的に進められている。技術云々よりも、仕事の進め方の改善がまず必要である。
1/9(Mon) ボランティア
昨年9月から同じCity Councilで週2日働いていたピースコー(アメリカ人ボランティア)Jenが、昨年末から毎日働きはじめた。歳も近く、同じボランティアと言うことで、彼女とは話す機会が多い。ただ以前から薄々感じていたのだが、とにかく彼女気が強い。しばしば同僚と口論しているし、何かにつけよく腹を立てている。幸い僕は喧嘩になったことはないが、時折捲し立てるように話してこられて、さっぱり理解できず困惑することも。
その彼女、最近「職場が狭い」「席がない」「資料が整理できていない」「仕事の計画性がない」としばしば機嫌を悪くしている。これらは僕が感じている不満と同じであり、彼女の意見に全く同感である。ただ、それらをあまり言わない(というか、うまく伝えられない)僕と違い、彼女はそんな不満をハッキリと同僚に伝える。この思ったことは言うというところが、アメリカ人気質なのだろうか。
で、ベリーズ人同僚と2人になったとき、彼の口から出たのが「Jenは気が短い、イライラさせられる」という愚痴。無論僕もどう思われているかは定かでないが。ただそこで思うのが、僕らボランティアは自分の考えが正しいと思って、それを伝えようとしている。ただ、これらの問題は確かに改善が必要ではあるが、そう簡単に変わるものではない。逆にあまりそれを押しつけようとし過ぎて、同僚から不満を持たれるようなやり方はボランティアとしては望ましいものではないだろう。
どの考え方、誰の意見が正しいのかは、正解はないと思う。ただこうして海外で働いていくには、良くも悪くも彼らのやり方を受け入れることも必要なのだというのが、これまでの生活で感じた僕の意見である(たまにキレることもあるが)。日本では感じたことがないような歯がゆさはあるが、これが協力隊ならではの経験であろう。
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| オレンジウォークにあるツアー会社 |
ボートに乗り込み出発 |
ボートからの眺めは爽快 |
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| 大きな黄色いイグアナ |
木の上で休むクロコダイル |
そびえ立つ高さ33mのピラミッド |
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| ジャングル一面の頂上からの眺め |
壁に彫られた人面碑 |
一緒に行ったイギリス人ボランティアたち |
1/7(Sat) ラマナイ遺跡
Andrewに誘われ、ラマナイ遺跡に行くことに。ベリーズの主要な観光地はほぼ行き尽くした感はあったが、ここラマナイだけはチャンスを逃していたので、帰国までには行きたいと思っていた。旅のメンバーは、彼のボランティア仲間と総勢5名。北部の町オレンジウォークから朝9時出発のツアーに参加するため、未明4時起床。
かなり眠い目を擦り、全く人気のない中バスターミナルへ歩いていくと、ちょうど5時発のバスが来ていた。そしてほぼ満席、ベリーズ人、時間は守らないが朝は早い。ベリーズシティで北行きのバスに乗り換え、約1時間半でオレンジウォークに到着。スパニッシュ系がの民族が多く住むこの町に降り立つのは、赴任してすぐ来て以来なので約1年半振り。人口だけ見るとベリーズで2番目に大きい町なのだが、特に見どころなどが多くある訳ではないので、ほとんど来る機会がなかった。待ち合わせていたボランティアたちと合流し、申し込んでおいたツアーに出発。
このラマナイ遺跡の魅力はなんと言っても、遺跡までの道のり。他の遺跡と違い、唯一ボートで川を上って向かうというのが目玉であり、これを目当てにやってきた観光客とともに約15名がボートに乗り込む。遺跡までの間に、所々で1m近くあるクロコダイルやイグアナ、岩場に佇むカメ、見たこともないカラフルな鳥や真っ白な白鷺を見ることが出来る。2時間のボートでの川上りを十分に満喫し、川縁に建つ遺跡に到着。きれいに整備されたエントランスでまずは運んできたランチを食べ、遺跡巡りへ。国鳥トゥカンを見たりしながらジャングルを進んでいくと、転々とピラミッドが建っており、一番高いピラミッドは33m。かなり急な階段を上り頂上に立つと、一面ジャングルの脇を通ってきた大きな川が流れる雄大な景色、かなりの絶景。ピラミッドの壁には巨大な顔が彫られているそうだが、、保護のため一部を除きブロックで覆われている。さらにもう一つ印象的なのが、到着した時から辺りに響き渡るハウラーモンキーの鳴き声。どんな巨大な生物なのかと想像するほど大きい低音のうなり声なのだが、実際見るとかなり小さい。頭上の高木の枝にぶら下がるモンキーたちのこの轟くような鳴き声は聞く価値大である。
帰りのボートは猛烈に寒く、なかなか来ないバスを乗り継いで家に辿り着いたのが22時、とても長い一日だった。ただ、これまでマヤ遺跡を見まくって食傷気味であったが、このラマナイ遺跡ツアー、ボートでのネイチャーウォッチングを含めとても楽しく、かなりお勧めできるツアーであった。

1/6(Fri) テニス
年始からやたらと忙しかったが、やっと週末だ。仕事後、イギリス人ボランティアAndrewとテニスをしようということに。日本でテニスの経験はほとんど無かったが、ベリーズシティの隊員連絡所の近くにテニスコートがあり、たまに友人と練習しているのでそれなりにまともに出来るようになった。自転車でベルモパン唯一のPublicコートに行くと、幸い一面空いていた。早速始めるとお互い同じくらいのレベルのようだ。ゲームを始め、ひたすら打ち合うこと約1時間、かなりの運動量でクタクタになり今日は終了。後で聞いたらPublicではなく1時間8BZ$を払わなければいけないらしいが、なかなか良い運動で「毎週やろう」と約束。週末だけと決めたビールは、いい汗をかいた後だけに格別うまかった。
1/4(Wed) 仕事始め
今日から仕事始め。気分新たに行きたいところだが、一日雨が降ったり止んだり。ここしばらく全く雨を見ず、雨期も終わったと思っていたのにのっけから冴えない天気である。さておき、まずは同僚達と「A
Happy New Year!」の挨拶を交わし、年末年始どう過ごしたかを聞いてみるが、ほとんどの人が家でノンビリとのこと。やはりベリーズでは、年越し、正月は大したイベントではないようだ。と言うよりは、クリスマスで全精力を使い果たし、金銭的に盛大に祝う余裕がないという方が正しいかも知れない。ちなみに、日本のニューイヤーは2月じゃないのか?とたまに聞かれる。旧暦正月を祝う中国と同じだと思っているらしい。
現在勤めている2つの職場はいずれも変わっている様子はなく、かたや個室を与えられてるものの全く仕事はなく、かたや業務多忙だが僕の机はない状況のままである。もうこれに対してあれこれ言うことは意味がないので、残り3ヶ月、必要とされている測量、排水側溝・交差点の設計、さらにベリーズのインフラ整備の状況調査など、出来る限りのことをやっていこうと思う。
1/1(Sun) あけましておめでとうございます
ベリーズで2度目の新年。みなさん、あけましておめでとうございます。昨年2005年の年始はダングリガの我が家で1人ポツンと迎えたが、カウントダウンも、花火も、紅白も、一切年越しらしいものはなくあまりに寂しかったので、2006年は盛大に迎えようと決めていた。と言うことで、今回12/29から1/2まで任国外旅行でメキシコのプラヤデルカルメンに行き、年越しを迎えてきた。とても楽しかったこの旅行の様子は、任国外旅行(メキシコ)の中でご紹介。
ベリーズに帰国して、お節やお餅を食べることもなく、年賀状の遣り取りもなく、正月番組がある訳でもなく、正月という雰囲気を一切感じることはない。それでも一年の始まりに今年の抱負。まずは残り3ヶ月となったベリーズ生活を有意義に過ごし、無事日本に帰国すること。その後のことは・・・まだ具体的に考えていないけど、次の目標を見つけることかな。
何はともあれ、今年もよろしくお願いします。
12/28(Wed) メキシコビザ
前日ベリーズシティに戻ったものの、3日間かなりの時間を海上で過ごしたせいか目が覚めても揺れている感じ。ふわふわした気分のまま日射し照りつける中、明日からの旅行のためメキシコ大使館へビザを取りに。メキシコに行くには短期の観光でもビザが必要なのである。事前に「ビザが売り切れている」という情報を聞いていたのでどうなるかと思ったが、行くと何人か並んでいたものの、あっさりとメキシコビザ取得。ついでに旅行資金も銀行から下ろして準備万端。
ということで、明日から4泊5日のメキシコ旅行へ行ってきます。2006年はカンクン南に位置する小さな町プラヤデルカルメンで迎える予定。みなさまも良いお年を!
12/25(Sun)〜27(Thu) ダイビングライセンス
朝からボートに乗って、キーカーカーへ。今回の目的は、ダイビングのアドバンスライセンス取得。事前に申し込んでおいた3日間、450BZ$(25000円)のコースに参加し、早速ボートで1時間行ったところにあるポイントに到着。ベリーズではすでに何度も潜っているのだが、このポイント、ターネフはベリーズでもかなり綺麗と有名なだけあって、透明度ばっちり。海中でレッスンを受けていると、なんと目の前に大きなカメが。他にもスティングレイ始め色とりどりの魚が見ることが出来、なかなか楽しかった。その後も一日2本潜り、夜は遊びに来ていた隊員やその友人たちと食事。この夏のハリケーンの影響が残るカンクンから観光客が多く流れてきているせいか、珍しく観光客でごった返すキーカーカーを十分楽しんだ。
無事アドバンスライセンスを取得できたが(かなり適当なレッスンだったが)、さすがに3日で6本潜るのはきつかった。あとは、ベリーズで有名なブルーホールに潜り、帰国後はベリーズより綺麗とみんなが言う沖縄の海に潜ってみたい。
12/24(Sat) クリスマスイブ
今日は12/24、言わずと知れたクリスマスイブである。日本にいれば周りの雰囲気で否が応でもイブだなぁと実感するが、ベリーズでは特にそれを感じることはない。ベリーズ人は大抵クリスマスを家で家族と過ごすというのが一般的で、さらに土曜日と言うこともあって、町には人もまばらである。ベリーズで過ごす2回目のクリスマスイブはベリーズシティへ行くことに。隊員連絡所に着くと数名の隊員が来ており、夕方みんなでテニスやキャッチボールをして汗を流し、夜はイタリアンレストランでディナーを食べることに。このレストラン、ベリーズにしては結構洒落た雰囲気であったが、出てきた前菜のまずさにビックリ。それでもメインのパスタやリゾットはなかなかのお味で、ちょっぴり贅沢にワインを飲みながらクリスマスディナーを楽しんだ。そして連絡所に帰って、仲間と何年か振りのマージャン。牌をかき混ぜながら、クリスマスの夜は更けていった。

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| ベリーズシティから45分で到着 |
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