タールの上に骨材の散布

 昨日に引き続き、舗装工事の現場へ。今日は工事の仕上げに掛かっていた。ここで行われているのは簡易舗装の一種。おそらくこの舗装工法は現在の日本の都市部では使われておらず、行われているとすれば地方部の交通量が少ない道路でのみであろう。日本で一般に用いられているアスファルト舗装は、安定処理された路盤の上に骨材(小石)とアスファルトの混合物で層を築造するのに対し、この簡易舗装は既存の砂利層をならして、表面にタールを薄く塗布し、その上に骨材を蒔いて、ローラーで転圧を掛けるというもの。要は地面に糊を塗って、その上に石を蒔くというものであるため、平坦性、耐久性ともに非常に低い。同僚の話では、ジャマイカなどの近隣諸国でもこの工法はあまり使われていないと言うことである。
 この道路は交通量が比較的多い上に、その先が開発中のエリアとなっておりダンプトラックなど大型車両も通行するため、この工法が望ましいとは思えない。なぜそれでもこの工法を使うのかと言えば、やはり予算の問題であり、目先の工事をアピールするという選挙前のパフォーマンスに他ならない。先日着工したばかりのマーケットもあっと言う間に完成し、昨日オープニングセレモニーが行われていた。明日がいよいよ統一地方選挙。どのような一日になるのかが楽しみである。
2/28(Tue) 道路舗装

冷蔵庫がズラリと並んだ店内

 舗装工事の現場に行くと、傍の一年近く閉まっていた肉屋がオープンしていた。中国人が経営するこの店の中を覗いてみると、一列に並んだ大型の冷蔵庫の中に切り落とした肉や野菜がズラリと並んでいる。普段ほとんど手に入れることが出来ない薄切りの豚肉、エビ、ネギ、豆腐、中華の調味料などに加え、なんと日本語で書かれた「味噌」までが置いてあった。
 ライスアンドビーンズなどベリーズ料理には満足しているが、やはりこういったアジアの食材が手に入ると料理のバラエティも広がり、食事も楽しくなる(もっと早くオープンしてくれていたら嬉しかったが)。この他にもこのような中国系のお店がいくつかあり、よくお世話になっているが、味噌などはどうやって手に入れているのだろうか。世界中に広がる中国系民族のネットワークには脱帽である。
2/27(Mon) 肉屋

お喋りしながら折り紙の練習

 一ヶ月ほど前、ベリーズJOCV事務所に「折り紙教室を開いて欲しい」との連絡があった。これまでパレードや日本文化紹介を開催したベンケの文化施設からのこの依頼を受け、本日、隊員が講師となって教室を開くことに。
 折り紙教室の講師と言っても、実は鶴くらいしか折り方を知らない。参加する数名の隊員有志とたまたま卒業旅行で来ていたという学生さんを加え、朝から会場前の公園でテキストを見ながら、まずは折り紙の練習。結構折り紙って難しい。それでも風船やカエルなどを覚え、13時に開場。来てくれた生徒は、小学生や学校の先生など計8名。思っていたより少なかったこともあり、ほぼマンツーマンで指導。僕は小学校の先生2名に、ピアノ、鶴、ゆりなどを教えていった。彼らはとても熱心で、拙い指使いながら、一つ一つ完成させていく。2時間以上ひたすら折り続け、最後はメダルと花を作ってプレゼント。来てくれた皆さん、とても満足そうに帰っていった。「Origami」はこちらでもポピュラーらしいが、なかなか上手に折ることができないということなので、今回の教室でお役に立てることが出来てよかった。
 夜は、友人からパーティに誘われ行ってみると、メキシコ、コロンビア、キューバからの学生さん達が集まっていた。さすがラテン民族、みんな恐いくらい陽気で、それぞれの国のことを話したり、自然と踊り出したりとラテンパーティを満喫。文化をめいっぱい感じる楽しい一日だった。
2/25(Sat) 折り紙教室
 先日、このホームページを見たというNHKの方からメールを頂き、「ラジオに出演してもらえないでしょうか」とのこと。なかなかそういう機会もないだろうと思い、依頼を受けることにした。コーナーの趣旨が「海外生活、余暇の過ごし方」と言うことで、話のテーマは昨年3月に参加したカヌーレースについてということに。事前に内容について打ち合わせを行い、今日が収録日であった。
 予定時間の20時半に携帯電話が鳴り、早速収録開始。と、確認したら・・・なんとコーナーを通じて僕が一方的に話すとのこと。完全にパーソナリティの方と対話形式で話すと思いこんでいたので、ビックリ。突然緊張感がググッと高まってきて、あらかじめ手元に用意していた内容を元に話し始めたのだが、話し方の感じが全く掴めない。さらに噛みまくる。結局やり直しをしたものの、最後はほとんど朗読状態。。。スタッフの方の「大丈夫ですよ」という慰めを受けつつ、呆然としているうちに通話終了。放送に向け、多少の編集は出来るそうなのだが、いったいどんな内容で流れるのだろうか。。。
 ちなみにこの緊張感丸出しの出演の模様は、3/4土曜日夕方18:30頃、NHKラジオ「地球ラジオ」で放送されるので、暇があったら聞いてみて下さい。「噛みすぎでしょ」と言う鋭いツッコミお待ちしております。
2/24(Fri) ラジオ

建設中のプラセンシア警察署

 現場管理のためプラセンシアへ。プラセンシアは南部の半島の先にある海に面したノンビリとした観光地と言った感じでベリーズで好きな場所の一つである。またその道のりもハイウェイ沿いに広がる一面の草原や海とラグーンに囲まれた景色などかなり見応えがある。途中から未舗装になるのが難点だが。3時間かけて行った目的は、警察署ビルの施工管理。ビルと言っても2階建ての小さい建物。確か以前来た時とあまり変わってない。聞けば、業者とのトラブル続きで着工してから2年も経っているがなかなか進んでいないとのこと。しかも設計は1990年に書かれた設計サンプルを使い回している。この他にもベリーズでは設計だけされて、予算不足で施工はされていないと言うプロジェクトが山ほどある。僕が以前書いたバスターミナルや公園の図面も遠い将来に造られる日が来るのだろうか。いずれにしろ、とんぼ返りで疲れたが帰国前にプラセンシアに来ることが出来て良かった。
 夜、友人達とテニスをした。そしてイギリス人ボランティアAndrewは今週末ベリーズを発つので、これが彼とベリーズで会うのが最後。彼が12月に来てから3ヶ月、一緒に飲みに行ったり、キーに行ったりと仲良くしてきた。残念ではあるが、ぜひイギリス、または日本での再会の日を楽しみにしていよう。
2/23(Thu) プラセンシア

マーケットビルディング建設現場

 市議会選挙が一週間後に迫っている。町には広告が張り巡らされ、ニュースや新聞もこぞって、選挙に関する報道を伝えている。選挙の動向に興味はないが、センスの感じられない政党のCMや対立政党同士の非難合戦は見ててあまり気持ちいいものではない。
 僕が勤める市役所も言うまでもなく、忙しさのピークを迎えている。カウンターパートは山のような仕事を抱え、ひっきりなしに訪問者がやってくる。僕はこのところ自分の仕事のまとめを主にやっているので、補助的な仕事を行っている。最近は道路建設、舗装敷設、排水側溝工事、マーケット新設など町の至る所で工事が行われており、先週マーケット及び駐車場を造るということで測量を行ったが、今日行ってみるとすでに整地が行われ、建物の施工が進んでいた。普段はなかなか物事が進まないベリーズであるが、全ては選挙に向けてのアピールであろう。
 選挙の実施によってこれだけ開発が進んでいくのなら、3ヶ月に一度くらい選挙すれば、と思うくらいである。無論、すぐに予算が尽きるだろうが。。。
2/22(Wed) 建設ラッシュ
 毎週火、金の朝、バスターミナル近くの駐車場で朝市が行われている。ちょうど出勤時通るので、たまに行き掛けに寄っている。お店を出しているのは、台湾人、グァテマラ人、メノナイトたちで、売られているのは主に野菜、エビ、パン、雑貨、さらには家具などいろいろ。八百屋に行けば野菜を手に入れることが出来るが、ここで普段見かけない野菜などがあれば買うようにしている。今日見つけたのは大根。大根はベリーズでポピュラーな野菜ではなくベリーズ人はまず食べないが、郊外にある台湾政府運営の農場で作られたこの大根はほぼ日本のものと同じ味で、煮込んたり漬けて食べるととても美味しい。他にもやし、キュウリ、ナスなど、ベリーズにはない物、あるいはあっても味が違う物でも、時期によっては食べ慣れた野菜を手に入れることが出来る。
 2年間ですっかり飽きつつある料理も、珍しい食材が手に入ると作る楽しみが増える。そして今夜作った鶏肉と大根の煮込み、とてもおいしかった。
2/21(Tue) 朝市
 2/13に会ったネパール人からメールが来た。内容は弟が病気で困っているので250US$を貸して欲しいとのこと。まさかとは思っていたが、そんなことか。。。本当に困った状況に置かれているのか、はたまた悪意があるのかは分からないが、一度会っただけの相手にメールでいきなり大金を貸してくれなんて、そんな失礼な話はない。せっかく仲良くしていこうと思っていたのにとても残念である。
 こんな話は良くあることかも知れないが、今回改めて思ったこと。きっとほとんどのネパール人はいい人達なのだと思う。ただ僕はこれまでほとんどネパール人に会ったことが無く、今後僕の中でネパール人と言えば彼をイメージすることになるだろう。そう考えると、日本から遠く離れたここベリーズで、僕の周りにいるベリーズ人にとって日本人=僕であり、僕を通じて日本という国をイメージするのだろう。普段から人に不快感を与えないように心掛けているつもりであるが、たまには仕事や生活の中で衝突をすることもある。そんな時でも、自分がここでは日本人代表であることを忘れずに行動していかなければと思う。
 念のため付け加えると、これはたまたま今回の件を例にとって感じた意見を書いたものであり、ネパールがどうこうと言うことではないので、ご理解いただければと思います。
2/19(Sun) イメージ
 今日は久々の良い天気。と言っても特に予定もなかったので、職場に行きレポートの作成をすることに。職場には働き者の同僚が休日出勤しており、大好きなハードロックを聴きながら仕事に耽っていた。パソコンに向かいレポートを書いていると、messenger上に友人Irisがオンラインしてきた。彼女は以前サルサクラスで知り合った女性で、その後たまにメールの遣り取りをしていた。Helloと話しかけてみると、彼女はベルモパンの実家で暇をつぶしていたらしく、ちょうど昼前だったこともあり、ランチを食べましょうと言うことに。
 実は、ベリーズ人女性と2人で食事をするというのは、これが初めて。少し緊張しながらも、数少ないこ洒落たレストラン”VIP Lounge”に待ち合わせすると、時間通りに彼女は現れた。久しぶりに会う彼女は笑顔が素敵な女性で、またとても優しく、仕事や日本のことなどを話しながらランチを楽しんだ。普段は仕事でベリーズシティにいるとのことであったが、また暇な時にご飯でもご一緒しましょうと言うことでお別れ。短い時間ではあったが、これまでのベリーズ生活には無かった楽しい週末のひとときであった。
2/18(Sat) ランチデート
 今日は朝からベリーズシティで同僚と一緒にミーティングに出席。月一で行われるTown Planningに関するミーティングと言うことで、以前からぜひ出席させて欲しいと依頼していたものである。出席者は都市計画を行っているというLUA(Land Utilization Authority)からのメンバー始め、関係省庁からの代表者など計8名。例によって予定時間を大幅に過ぎ、場所も誰かのオフィスを占領し、ソファーにどっかり腰掛けるという感じでミーティングは行われた。
 ミーティング内容は、土地所有者から提出された各所有地の区画整理計画図について検討を行うというもの。検討と言っても書類の数が多く、またすでにLUAで審査が通っていると言うことで目を通すという程度の内容であった。一部、アクセス道路の整備等について意見が出たくらいでミーティングは2時間ほどで終了。細かい審査の基準などは掴めなかったので、近々実際に審査を行っているLUAのオフィスを尋ねたいと思っているが、これまでほとんど未知であったベリーズの都市計画(と言っても、区画整理にすぎないが)の現場を見ることができ、また担当者と話をして、有意義なミーティングであった。
2/17(Fri) ミーティング
 朝から携帯に電話が。相手は半年以上前に確かバス停で声を掛けられ、ちょっと話をしたネパール人。それから一ヶ月に一度くらい忘れた頃に電話が掛かってきて「会えませんか」と言われていたが、これまで都合が合わなかった。今日はわざわざベルモパンまで来るというので、せっかくなので僕の職場に来てもらうことにした。ただ、ほんの5分くらいしか話をしていない僕に何故会いたいのかが不思議だったのだが。
 職場にやってきた彼、そういえばこんな顔だったなと言う感じ。とにかく謎だらけであったが話をしてみると、1年前に友人に誘われベリーズに来たが、その友人は忽然と姿を消し仕事を失った上、国に帰ろうにもビザがなかなか発給されず困っているとのこと。と、この話だけ聞くとかなりいかがわしいが、要はベリーズに住むネパール人は彼1人であり友達がおらず寂しいので同じアジア人である僕と友達になりたいということらしい。話してみて問題ありそうな雰囲気はないし、以前はシンガポールでシェフとして働き、日本語を習っていたことがあると言うことで日本語で挨拶程度ができる彼、なんだか楽しそうなのでメールアドレスを交換し、「いつでも遊びに来て良いよ」と言うと、嬉しそうにして帰っていった。若干の怪しさは拭えないという点はさておき、いろんな境遇の人がいるものだ。僕で良ければ彼の話し相手になってあげよう。
2/13(Mon) ネパール人
 今日はバレンタインデー、ベリーズでは一大イベントである。ただ日本と違い男性から女性にプレゼントを贈るのが一般的らしい。店頭にはお菓子やプレゼントに加え、でっかい真っ赤なハートのクッションが並んでいたり、数人で集まってプレゼントを選ぶ男子学生がいたりと何とも微笑ましい光景であった。
 ただ僕の生活に及ぼす影響は特にないので、この話はさておき、ベリーズシティに2ヶ月後の帰国のための航空券を購入しに行った。協力隊には帰路変更という制度があり、活動終了後任国を出発してから日本に到着するまでの間、2週間に限り旅行することが出来る。もちろんその費用は個人負担であるが、せっかくなので制度を利用しようとこれまで行き先を検討し、最終的にコスタリカ、サンフランシスコを旅行することに決めた。コスタリカはエコツーリズムに成功している代表的な国であり、美しい自然公園や活火山などが見どころで、またリバーラフティングやサーフィンなどのスポーツも楽しんでこようと思う。
 代理店で日本行きのチケットを手にし、帰国が近いことを改めて実感。2年間過ごしたベリーズを離れると思うと、複雑な思いはあるが、「寂しい」という言葉が今の自分の気持ちを表す適切であろう。それでも日本の生活はそこまで迫ってきている。悔いのないよう、全てにおいて貴重な時間を大事に過ごしていこう。
2/14(Tue) バレンタインデー帰路変更
直線上に配置

日 記 13 (06/02/13〜)

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駐車場で開かれる朝市

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