デューイ夫妻と共に

 風邪を引いたらしい。朝起きたら頭と喉が激しく痛い。帰国目前、こんな大事な時に体調を崩すとは。不摂生の賜、自業自得であるが。午前中、人と会う約束があったので重い身体を引きづり職場に行ったのだが、まんまとすっぽかされ、帰って薬を飲んで寝た、って寝てる場合ではないのだが。夕方、最後のレポートのチェックのため友人ナタリーと会うと、おもむろに彼女からプレゼントを渡された。ベリーズ料理のレシピ本で、以前「ライスアンドビーンズの作り方を知りたいな」と言ったのを覚えていてくれたらしい。しかも開くと英語のメッセージの下に別の隊員から習って書いたという「私たちのこと忘れないでね」という言葉が日本語で書かれていた。いろいろ助けてくれた上に、優しい気持ちに思わず涙。。。短い間であったが、一緒に仕事が出来て良かった。
 夜は近所に住むデューイ夫妻とお食事。すでに帰国した同期隊員が以前お世話になっていた彼らは、NGOや新しいビジネスで忙しいにも関わらず、美味しいエンチェラーダをご馳走してくれた。彼らも困った時など相談相手になってくれたとても優しく仲の良い夫婦で、お別れと思うととても寂しい。日本に帰るのは楽しみではあるが、友人達との別れは大変つらい。
3/27(Mon) プレゼント

おばあちゃんと一緒に

 なんと朝5時まで飲んでいた。夜が弱い僕は途中でオチてしまい、散々遊ばれたようだが。。。そして昼前目覚めると尋常でない二日酔い。ここのところ飲み過ぎると言うことがなかったので、頭が割れるように痛く、気分もサイアク。それでも今日は近所に住む隊員のホストファミリーが開くランチパーティにお邪魔する予定になっていたため、意識朦朧としながらお宅訪問。昨日飲んでいた友人達はすでに来ており、怠そうであったが、どう見ても一番ひどいのは僕のようである。美味しいランチが用意され、ダングリガでお世話になったダニエルとも久々の再会であったが、どうにもこうにも気分が優れない。ぜひもう一度ゆっくり話したいので、帰国前にまた改めて訪れることにしよう。
 その後、次の予定へ。バスに乗り、近くの村に住む台湾人のおばあちゃんを訪ねた。このおばあちゃんは日本語を話すことができ、これまで多くの隊員がお世話になってきた。僕も以前訪れ、話をしたり、ご飯をご馳走になったことがあったので、新しい他の隊員と共に、帰国前にお別れを言いにきた。おばあちゃんは相変わらずとても元気で、戦前の話や家族のことなどを話し、ご飯まで用意してくれた。この餃子、厚揚げの煮物、揚げ団子、どれもとにかく美味しくて、二日酔いにもかかわらずどんどん食べてしまった。さらに息子さん夫婦は隣の木材工場でお土産を作っており、オフィスを開けてお土産を見せてくれた。ここのお土産はベリーズで採れるマホガニーなどで作られた物であり、とてもクオリティが高い。コースターや栞とともに、自分の名前入りの表札とキーホルダーを購入した。
 日も落ち、おばあちゃんや息子さん夫婦にお礼を言ってお別れ。「またベリーズ来る?」と聞かれ、・・・。いつ遊びに来れるのかは正直分からない。別れは辛いが、またいつの日か戻って来たい。おばあちゃん、それまでぜひお元気で。
3/26(Sun) ご挨拶
 いよいよベルモパン最後の週末。ぱーっと遊びに行きたいところだが、帰国に向け荷物をまとめ、部屋の大掃除をしなければならない。これまでほとんど手を付けてなかったので、朝早く起きて片付けスタート。まずは持って帰る物と処分する物の仕分け。持って帰りたい物はいくらでもあるが、航空便で送るとなると送料がバカにならないので、必要最小限にしなければならない。専門書、お土産、必要な衣類など以外は出来る限りあげるなり、捨てるなりすことにしたのだが、基本的に物を捨てることが出来ない性分なので、結局段ボール箱5個を送ることにした。一体いくらになるのだろう。荷物整理に続いて、部屋掃除。バスルーム、キッチン、コンロなどをゴシゴシ洗ったが、かなりの汚れが溜まっていたようで、見違えるほどきれいになった。まだ食材や食器類などが残っているが、これらは同じ町に住む隊員達にあげることにしよう。
 そして夜、現在7人となったベルモパン隊員が送別会を開いてくれるとのことで、イタリアンレストランへ行った。ここは相当前に一度来た以来だったが、ベルモパンにしてはなかなか雰囲気の良い店である。友人ホセも顔を出してくれ、パスタや照り焼きチキンを食べ、ちょっとリッチな気分を味わった。その後隊員の家に行き、残っていた芋焼酎やスナックを食べながら2次会。普段近くに住んでいながらあまり会う機会がないが、同じ町に隊員がいて、たまに遊んだり飲んだりできるというのはリラックスできて良いものである。しかし今夜はリラックスしすぎて深酒しすぎてしまった。
3/25(Sat) 大掃除
 イギリス人ボランティア、エリーからの誘いで、現在建設中のアメリカ大使館の見学に行くことになった。この現場はかなり警備が厳しいとは聞いていたが想像以上。プレハブ作りのエントランスに入ると、空港にあるような金属感知器が設置してあり、時計、鍵、ベルトまで外した上、携帯電話、カメラも没収。せっかく写真を撮ろうと思っていたのに、噂通りかなり厳しい警備である。まず友人である外交官の部屋を訪ねると、中はまるで日本のオフィスのようで、仮設所にもかかわらず立派な家具が取りそろえてあり、革張りのソファーに腰掛け、建設の概要の説明を受けた。広大な敷地内に3階建てのメインビルディングはじめ、発電施設、ジム、プールまでが作られる予定で、建設費は5億円、間違いなくベリーズで一番大きな規模の施設であろう。説明の後、現場を見て回ることに。まだ外壁が立ち上がった段階で内装などはこれからであるが、かなり贅沢な建物であることが分かる。セキュリティのため窓ガラスは5cmと厚く、部分的に鉄壁の部屋も作られている。500人近くの作業員のほとんどがベリーズ人であるが、アメリカとエルサルバドルの建設会社が入っていることで、ベリーズでもこれだけの物が出来るんだなと感心。友人のお陰で、ベリーズではほとんど見ることが出来ない最先端の建設の現場を見ることができ、有意義な見学であった。
 変わって夜、建築部の友人達が送別会を開いてくれると言うことで、チャイニーズレストランへ行き、友人の子供を囲んで楽しい時間を過ごした。普段ほとんど外で食事をしない彼らが誘ってくれてとても嬉しかった。ベルモパンの生活もあと一週間。いよいよである。
3/24(Fri) 大使館建設現場見学
 昼休み、ランチを買って戻ってきた友人が「今日しか食べれない物があるぞ」と言っている。友人が買ってきたのはライスアンドビーンズwithイグアナ。以前からベリーズではイグアナを食べると聞いていたのだが、食事に出てきたのを見るのはこれが初めて。イグアナ自体はしょっちゅう見かけるが。パッと見はイグアナとは判別できないが、せっかくなので味見をさせてくれるとのこと。まずは大きめの空豆大の卵。イグアナは一度に50個近くの卵を産むそうで、食べてみると皮は固く、中の黄身を吸い出す感じ。味は鶏の卵より味が濃いめである。続いて肉も食べたが、味は結構悪くない。ただあのグロテスクなイグアナを食べていると思うだけで、いまいち味わえない。味はまあまあだが、これが最初で最後になるだろう。
 他にもベリーズならではの食べ物で、ギブナットというのがある。味はチキンに似てるのだが、細かい骨が多い。と言うのも、ギブナットは大きなネズミのような動物で見た目気持ち悪い。味は悪くなかったが、残念ながら積極的に食べようとは思えなかった。
 日本人にとって不思議な食べ物がベリーズにはいくつかある。逆も然りで、生魚を食べること、特にタコを食べるというのは彼らにとって相当奇妙なことのようである。世界各国、食文化はそれぞれである。
3/22(Wed) 珍味
 建築部の友人ナタリーを訪ねると、お願いしていた英文のレポート添削が終わったよとのこと。英文でレポートを作成したのだが、ライティングには全く慣れていないので、先週チェックを彼女に頼んでいたものである。見ると、全てのページにビッシリとチェックが入れてあり、「内容は理解できるけど、英語ではこういう書き方はしないよ」と、細かく修正をしてくれていた。とてつもない量であったが、理解して今週中に全て修正しなければ。
 忙しい彼女にとっては、かなり大変な作業であっただろう。ただ他の人に頼もうにも、ベリーズ人は英文の読み書きがとても苦手で、こちらが単語のスペルや文法を質問されることさえよくある。さらに大抵の人は良い返事はくれても、とてつもなく時間が掛かる。ほんの数日でチェックをしてくれた彼女に感謝であり、こういった友人のサポートがあってこそ、自分の活動が成り立っていることを改めて感じる。
3/21(Tue) 英訳
 朝からボートに乗って、サンペドロへ。ここはカリブ海に浮かぶ島の中心部にある町であり、間違いなくベリーズ一の観光地である。海外からの観光客で賑わっており、ホテル、レストランなど全てが観光地価格であるため、これまで日本から親や友人が訪れた時くらいしか来たことがない。そして今回の目的はブルーホールダイビング。ブルーホールとは、カリブ海の海底に形成された海溝により、海面が青く丸く浮き上がったように見える場所のことで、世界遺産にも指定されている。ここでのダイビングは世界のダイバー達にも有名で、ぜひ帰国前には行ってみたいと思っていた場所である。
 朝5時半、夜も明け切らぬ中、ボートに乗って出発。乗り込んだ約20名のダイバーはアメリカやメキシコなどから来ており、朝早くにもかかわらずやたらテンションが高く、大騒ぎ。僕は途中かなり揺れるボートの中でも眠気にはかなわず、座ったまま熟睡。そして2時間後、ようやくブルーホールに到着。環礁となっているため波は穏やかであり、絵葉書などで見る写真ではクッキリと青い丸が見えるのだが、実際近くに行くと広いためよく分かりにくい。早速2つのグループに分かれ潜ると、魚は少なくどんどん深く潜っていく。これまでのダイビングで最も深い40mまで行くと、太陽光が届かないため一面深い青色で、水がものすごく冷たい。寒さに凍えつつも、内部の壁から突起した岩に近づいたり、中を泳ぐサメを鑑賞したりと非常に印象深いダイビングだった。ブルーホールを後にし、近くのポイントでさらにもう一本ダイブ。ここは海中が透き通るように美しく、色とりどりの珊瑚やカメなどを見ることが出来た。そしてランチのため近くのハーフムーンキーへ。ここは白い砂浜、一面青い海に囲まれた美しい無人島で、用意されたライスアンドビーンズを食べながら、現実から遠く離れた雰囲気をしばし楽しむ。帰りさらに一本潜り、さすがに一日3ダイブに疲れてまたもぐっすり眠って夕方ホテルに到着。
 世界遺産ブルーホールに潜ると共に、少し贅沢なホテル、美味しいタイ料理や分厚いステーキを堪能し、お土産を探したりとベリーズ一のリゾートをめいっぱい楽しんだ。
3/18(Fri)〜20(Mon) ブルーホール
 慌ただしい一週間が終わり、金曜日。予てから同僚から遊びに行こうと誘ってもらっており、仕事後一緒にバスに乗ってベリーズシティに。着いてまずは彼の実家に。市内の木造の家がひしめき合うように建ち並ぶ住宅地の一角に建つその家には、彼の母親と妹が二人で住んでいる。彼は8人兄弟の下から2番目で、父親と兄弟の半分はアメリカに住んでいるそうだ。お世辞にも広い家とは言えないが、とても明るく優しい家族のみなさんで、家族や昔のベリーズの話などをいろいろ聞かせてもらった。夜も更けてきた頃、友人から連絡が入り、車に乗って外出。彼が僕を連れて行きたがっていた怪しげなバーに行き、軽くビールを飲みながらベリーズのナイトスポットを楽しんだ。いかに怪しかったかはご想像にお任せします。
 お酒は全く飲めない彼であったが、僕の帰国を前にぜひ遊びに行こうと誘ってくれ、仕事以外の時間を一緒に過ごせて楽しかった。ベリーズ生活も3週間を切った。出来る限りベリーズの友人との時間を大切に過ごしていきたい。
3/17(Fri) ベリーズ人ファミリー
 活動も残り2週間。にもかかわらず、同僚はどんどん仕事を投げてくる。これまでの仕事をまとめて引き継いだり、帰国準備等もしなければならず、毎日ばたばたである。。
 その合間を縫って、僕自身の活動のまとめとして、ベリーズのインフラ整備についてのレポートの作成に取りかかっている。ただ、これまで収集した情報はある程度まとめたのだが、いくつかの項目については、一ヶ月以上前から関係機関に質問状を出しているのに、何度催促しても生返事で返答してくれる様子はない。写真も添付したいのだが、2年間で撮った写真が膨大な量になっていて整理するだけでかなりの作業である。さらに英文を添削してもらいたいのだが、頼りになる友人も忙しそうで、残り時間を考えると欲しい情報全てを得るのは難しそうである。
 後任は来ないので、僕の配属先での日本人ボランティアの活動は打ち切りになる。都市計画という分野では、継続したボランティアの派遣が必要と思っていただけに、後任を残せないという形になってしまったことは、僕にとって最も残念なことである。それでも2年間の活動が無駄なものとならないよう、出来る限りの成果を取り纏め、何らかの形で今後のベリーズの発展に寄与出来るものを残したいと思う。
3/15(Wed) 仕事まとめ

和やかな雰囲気で試合が進む

 朝6時に起床。飲み会の翌日は二日酔いで動けないということが多いのだが、今日は快適な目覚め。酒を制した気分である。で、なぜそんな早起きしたかというと、最近テニスを一緒にしている友人から先日「日曜テニスの試合があるから、良かったら出なよ」と誘われていたので、大急ぎでベルモパンに戻り参加することに。
 予定時間を過ぎて到着すると、ちょうど始まったところ。「アメリカズカップ」と仰々しい冠が付けられたこの大会であるが、20人の参加者のほとんどがベリーズ人である。。。僕は同じく遅れてきた女性コンシーとペアを組むことになった。ベリーズに来てから始めたテニス、かなり上達したという自負はあるのだが、参加者はみな経験者で定期的に練習しているらしく上手。初めての試合という雰囲気に少々緊張しながらも、各4セット5試合を行った。結果は予選敗退と言うことであったが、とても和やかな雰囲気の中、楽しく体を動かし心地の良い一日だった。照りつける猛暑で意識朦朧となったが。。。
 スポーツが好きなので、帰国しても機会を作って続けたいと思うが、時間、コートの確保などなどなかなか日本では気軽に出来ないのであろう。
3/12(Mon) テニス大会
直線上に配置

日 記 15 (06/03/12〜)

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カリブ海に浮かぶブルーホール ブルーホールをダイビング 美しすぎる無人島ハーフムーンキー

チャイニーズレストランで友人たちと

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