薄暗いフードコート 日本食レストランと言えば・・・ 意外にイケル唐揚げ定食
 今日の夕食は一人。わざわざ高いレストランに行くのも何なので、ホテルの隣のクレスキャットブルーバードというショッピングモールの地下にあるフードコートで食べることにした。ここにはスリランカ、インド、マレーシア、タイ、韓国料理などのブースが壁伝いに並んでおり、そこで買ったものをフロアの中央で食べることが出来る。イトーヨーカドーなどにあるものを想像してもらえればいいだろう。
 その一角には日本食ブースもあって、お約束の提灯が下がっており、メニューには巻きずしや定食が並んでいる。そこで唐揚げ定食を注文。こんな地下の片隅にある怪しい店だし大したことないと思いきや、意外にこれがいける。絶品!とは言わないが、唐揚げやみそ汁は日本の味付けだし、何よりもちもちの日本米である。これで400円程度。街にはいくつか日本食レストランがあるが、味がいまいちでも軽く1000円以上するので、この店なかなか侮れない。
 このフードコート、地元民のアミューズメントスポットとなっているのか、常に人で溢れていて、週末の夜はライブなどもやっている。騒がしくて落ち着かないのと、他の店はどれも同じような味付けで全てがひたすら辛いというのはあるが、気軽に立ち寄れる数少ない場所の一つである。
10/30(Mon) 意外に・・・
読みたかった本を日本から持参
 ようやく日曜日。予定もなく、特に出掛ける場所もない。普段部屋では、英語力をつけなければとBBCを見たり、新聞を読むようにしているのだが、リラックスどころか余計疲れが溜まってくる。今日は一日ノンビリしようと小説を読むことにした。いくつか日本から持ってきたもののうち、選んだのは東野圭吾の「手紙」。これまで「秘密」「分身」など彼の作品を読んできて、好きな作家の一人である。
 昼前にプールサイドへ。400ページ強のこの小説を、たまに暑さに耐えかねてプールに入って熱気をさましながら、4時間ほどかけて一気に読み切った。最後は涙を堪えきれず、慌ててプール飛び込んだ。感動と言うよりは、非常に考えさせられるテーマで、またいろんな想いが胸にこみ上げてくる印象的な作品であった。この作品は現在劇場公開中とのことで、どんな出来映えかは知らないが、小説と映画ではどうしてもイメージが違ってくるので、ぜひ読んでみて欲しい小説の一つである。
 結局週に一度の休日は、読書、昼寝で終わった。スポーツに汗を流したり、友人と過ごす時間もよいが、こんな一日も好きな休日の過ごし方の一つである。
10/29(Sun) プールサイドで涙
 今日は土曜日だが勤務日となっている。ここでの僕の仕事は道路設計であるが、赴任してここまで2週間、発注者であるJICAとの打ち合わせ、スリランカ政府道路局との設計方針の協議、さらに一緒に仕事を行う現地業者と契約するための資料作成に加え、他のプロジェクトメンバーのホテルの手配や車の調達、ビザの申請、精算業務などの事務仕事も行っている。これらの仕事を現地に駐在している同僚の指導を仰ぎながら進めているが、ほとんどが初めてのことであり、毎日ほぼパニック状態である。
 こんな状況であるが、これらの仕事を覚えながら進めていくことは非常に楽しい。「仕事が楽しい」・・・社会人になって10年になるが、おそらくこんな風に感じるのは初めてだろう。20代の中頃、仕事に全く楽しみを感じられず、何の目標も持てずただ惰性でパソコンに向かい、仕事後に飲みに行くのだけが楽しみで、何のために働いてるのかさっぱり分からなかった。一時期はそんな生活に疑問すら持たなくなっていたが、思いもしなかった海外業務参加、青年海外協力隊を経て、今はようやく自分のやりたいこと、今後の目標が見えてきたような気がする、33歳にして。向いているかどうかは別として、国際協力への参加は、自分にとって非常にやり甲斐を感じられる仕事だとはっきり言える。もちろん、仕事をする中で、言葉や文化の壁や、世の中の不条理、対人関係のストレス、そして孤独感や先行きの不安を感じることは多々あるが、今はそれを悩むよりも様々なことを経験しながら勉強していかなければいけないし、していきたいと思える。
 とは言え・・・仕事が楽しいことと、それでプライベートを犠牲にすることは別である。結局今日も土曜の仕事は昼までのはずが、昼飯も食べれずにホテルに戻った時には夜7時を過ぎていた。楽しくてかつキッチリ定時で追われる仕事なんてないと思うが、もう少し自由な時間があればいいのだが。明日はノンビリするぞ。
10/28(Sat) 仕事
 こちらに来てから、毎日同じような天気が続いている。朝、目が覚めると太陽が容赦なく照りつけており、昼にはうだるような暑さになる。と思いきや、夕方4時頃になると、一転雲行きが怪しくなりまさにバケツをひっくり返したような大雨。これが夜まで続き、翌朝目覚めるとまた青空、こんな感じである。毎日ほとんど屋内にいるので、暑さや雨をそこまで実感することはないのだが、本当に不思議な天気だなぁと思う。ベリーズにいたときも一年通じても雨季と乾季、ほぼこの2パターンの天気だし、ここスリランカでも常に猛暑か大雨である。
 そんな訳で海外に来ると、日本の四季のすばらしさを実感する。今日本は秋、過ごしやすく、紅葉や温泉、美味しいご飯が堪能できるし、冬になれば熱燗や鍋、雪山でスノボも楽しめる。春になれば、そよ風や桜が清々しいし、夏になれば太陽の下泳ぎにも行ける。当たり前のことのようであるが、ここまで四季がハッキリしている国も世界中見ればそう多くないだろうし、それぞれの季節を楽しみ、また季節の変わり目に気持ちが切り替えられることが日本人でよかったなと思うことの一つである。とは言え、次帰国するとき、日本は真冬。もう3年近く寒さを経験してないので帰るのがちょっと怖いような。
10/26(Thu) 雨期
Lion Lager、味は上々
 海外での楽しみの一つは、その国のビールを飲むことである。それぞれ味は異なるが、どこの国のビールも個性があって美味しい。ここスリランカの代表的なビールは「Lion Lager」。味はあっさりしていて、日本人にはやや薄いと言う感じがするかもしれないが、僕は結構好きだ。しかも一本60円。またカールスバーグの工場があると言うことで、スリランカ製のカールスバーグが同程度の価格で出回っており、こちらの方が美味しいという人が多いようである。そのほかには3コインというかなりうすめのビールもある。ビール以外では「アラク」というウイスキー?もあるが、ラム酒のような感じで、ロックで飲むと結構いける。
 他にもワインやブランデーなど、お酒の種類は豊富である。日本料理屋に行けば焼酎や日本酒を飲むことも出来る、むろんかなり高価だが。こちらでは夕食時に一本飲む程度であるが、美味しいお酒を飲むのはストレス解消にもなるし、疲れが取れるひとときである。酒なしでは生きていけないという訳ではないが、酒を飲めないイスラム圏に住むのはかなり厳しいだろうな。 
10/25(Wed) ビール
 スリランカ人についてご紹介。人口の7割強を占めるのはシンハラ人、2割弱がタミル人、その他はムーア人など少数民族である。宗教は8割近くが仏教徒、その他ヒンドゥー教徒、イスラム教徒がおり、それぞれの宗教間での対立が、現在の紛争となっている。シンハラ語が一般的に話されるが、英語を話せる人がかなり多い。見た目はタミル系民族が若干肌の色が濃いめであるが、基本的には褐色で目がギラギラしており、男性はヒゲをたくわえている人が多い。目鼻立ちがハッキリしていて、たまに驚くような美人を見かける、こともある。服装は男性はシャツにスラックス姿が多いが、女性はサリーと呼ばれるおなかの部分が見える民族衣装を着ている人が多く、オフィスなどではこれを着るのが一般的のようである。
 性格であるが、愛想は良く、話しかけるとたいていニコニコして聞いてくれる。ただ比較的おとなしく、控えめな人種だと思うが、そこは途上国、人を騙そうとしたり、いい加減な人が多いのも事実である。一番の特徴は、個々はおとなしいがその反面、集団になると凶暴性が増すという面があり、この民族性が現在の内紛の原因となっているように思える。
 協力隊時代と違ってプライベートで付き合うと言うことはほとんどないが、少しずつシンハラ語も覚えて、彼らのことをもっと理解できると良いな。
10/24(Tue) スリランカ人
 海外生活で重要なものの一つが食事。普段、晩ご飯は仕事帰りにプロジェクトメンバーと行っており(正直一人になりたいときも多々あるが、これが習慣になっている)、みんなの意見で何処のレストランに行くか決めている。
 スリランカ、特にここコロンボは途上国の中でも比較的食事のレパートリーが多い町だろう。こちらに来てから、スリランカ、中華、香港、タイ、イタリアン、ドイツ、日本と海外グルメツアーのような毎日である。年輩の人が多いので、だいたい3日に一度は日本食であるが。値段は日本食が一番高く、店によっては定食で1500円くらいしたりもする。他はどれも比較的安いのだが、とにかく出てくる量が半端ではなく、このまま食い続けていったら、恐ろしく太っていくこと間違いなしなので、最近は量を控えめにするようにしている。
 今日行ったのはゴールロードから一本入ったところにある中華料理の「168」。同僚の紹介で初めて来たが、店内は明るく清潔で、注文した野菜のスープと酢豚はなかなか美味しかった。チャーハンは案の定てんこ盛りだったが。値段も一人600円ほどと手頃なので、レパートリーの一つに入れておこう。
10/23(Mon) 晩ご飯
現場近くの道路 林を掻き分け入っていく 橋梁建設予定のケラニ川
 こちらに来て初めての休日。やっとノンビリの予定が、朝から現地調査に行くことに。休日働くのはポリシーに反するのだけど、現地をまだ見てないし、平日は交通渋滞がひどく、移動だけで時間がかかるので、現地調査は休日がベターなのである。測量担当の同僚と橋梁を計画予定の河川の現場に行き、写真を撮ったり、そこに住む人たちの話を聞いたりした。中には英語を話せない人もいて、ドライバーに通訳してもらいながら、炎天下の中調査をして回った。
 そもそも今回のプロジェクトだが、スリランカ第一の都市、コロンボを囲むような都市環状高速道路の設計である。日本で言えば首都高速道路の設計と言うところだろうか。現在スリランカには自動車専用道路はなく、慢性的な交通渋滞解消のため、日本の援助でこの道路の設計、施工を行っていくというものである。大規模な計画なのでスリランカ・日本政府、現地の住民と様々な調整が必要であり、ここで僕は道路設計担当の一人としてプロジェクトのための準備を行っているが、今後各専門分野のメンバーが加わり、設計を行っていく予定である。
 常に能力や経験以上のものも求められるし、プレッシャーもあるが、国の根幹に関わる仕事に従事できると言うことにやり甲斐を感じながら、より良いものが出来るよう努力していきたいと思う。
10/22(Sun) プロジェクト
 スリランカではシナモングランドというホテルに宿泊している。ここはおそらくスリランカでは高級な方にランクされるホテルであろう。9階建て、町の中心部で、海にほど近く、海外からの旅行客やビジネスマンに多く利用されているようである。部屋はそう広いわけではないが、フカフカのキングサイズベッドにソファー、広めのバスルームにテーブルにはフルーツが用意されていて、なかなか快適である。レストランビュッフェの朝食がつき、ルームサービスを頼んだり、併設したスパ&ジムをいつでも利用することができる。強いて言えば、自炊が出来ない(当たり前だけど)、やたらと日本人宿泊客が多い、と言う問題はあるが、日本の6畳間の部屋に比べたら遙かに過ごしやすい。協力隊時代に比べれば贅沢すぎ、と言う気はするが、ここではたいした娯楽もないので、住まいくらいはちょっと贅沢でもいいかな。
 ちなみに今夜はホテル地下にあるフードコートでテイクアウトしてきたカレーを食べながら、部屋でビールを一杯。ホテル生活、部屋で食べるご飯は結構寂しいものがある。
10/20(Fri) ホテル
 毎日の通勤は車である。と言うと、大型セダンで素敵な運転手付きというのを想像する人がいるかもしれないが、実際に使っているのは中古のトヨタハイエース。確かに運転手付きではあるが、プロジェクトのメンバーと相乗りで詰め込まれ、乱暴な運転で荒れた道路を30分離れたオフィスまで毎日通っている。東京の満員電車に乗るのに比べれば遙かに良いとはいえ、とにかくこの国の運転マナーは最悪で、平気で対向車線に飛び出して追い越ししたり、左側から追い越ししたり(ちなみに日本と同じ左側通行)もする。実際前回事故に遭っているし、テロよりもよっぽど交通事故の方が恐ろしいくらいである。しかもやっかいなのが、メンバーの人たちで同乗しているので、一人で先に帰ることはできない。仕事が山積みで着いた翌日から毎日21時近くまでオフィスにいるが、たまには早く帰りたいなと思ったところで一人先には帰れないのである。。。海外勤務そんなに甘くない。
10/19(Thu) 専用車
直線上に配置

日 記 23 (06/10/19〜)

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ロビー。結構宿泊客は多いようである。 部屋。眺めはなかなか。 併設されたスパ。いつも貸し切り状態。
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